maki6

真木蔵人氏第5弾


カリフォルニアと同じ視線で


でも、オヤジたちの世代とオレたちの世代が違うのは、オヤジたちは行ったきりでいまだにアメリカンドリームしてるんだけど、オレたちはもう行って、帰ってきてるから。向こうに行ってLOOKして、こっちでまたこっちなりのフィルターを通すっていうのを自然にやってるから。もう、日本でもアメリカでもどっちでもいいすごいインターナショナルな時代に入ってきてるよね。

カリフォルニアだからってヒビる必要もないし、ただぜんぜん違う文化がある場所なんだと。これからはもっと対等な立場で、オレらはヤツらのいいところを吸収して、逆にヤツらはオレらのいいところを取り入れてくような関係をつくってかないとね。けっこう日本人のサーファーは見下されちゃってるから。オレはそういう日本人のイメージを壊したいと思ってやってきたからさ。以前、武(ビートたけし)さんが監督の「ブラザー」っていう映画の撮影をLAでやったんだけど、あれは日本とハリウッドの役者やスタッフがすごくいい関係を築けてて、最高だった。
日本にも活動映画っていう長い歴史があるわけで、「カチンコ打とうよ」って武さんが言ったのもそういう部分だと思うし.向こうのスタッフも北野武っていう人間を見て「こいつは何か持ってる」っていう部分は吸収して、逆にオレらが必要としてるものは完全に出してくれたからこっちも妥協してない、あっちも妥協してない。だけど認めあってて、お互い敬いあってる。
そういう意味で、すごくビトゥイーンな感じが良かったし、自分がそこに参加できたことはすごいラッキーなことだと思うんだよね。ただ、オレは日本に生きてる日本人を撮りたいと思ってるから、ハリウッドでやっていきたいとかそういうのとは違うんだけどさ。

何か、そんなふうに向こうで映画撮ってみたりとか、気楽にちょこっと行ってムダなく旅ができるようになっちゃったりとか。あの頃はすごい遠く見えてたカリフォルニアが近くなっちゃうのって複雑な気分だよね。同時に一つひとつのことをじっくり腰を据えて見られなくなってる自分もいる。逆にすごく悲しい感じもするよ。
成田からLAに着いて、昔住んでたときにお世話になってたハンティントンの紀藤さんの家に直接行っちゃうと、最初はすごく戸惑うもん、向こうは流れでる時間が違うから。日本にいるとカリフォルニアの三日分ぐらいを一日で生きちゃってるんじゃないかと思うし、向こうに行っても最初はその時間の流れについていけないんだよね。
今のオレにとって、カリフォルニアは鏡っていうか、物差しみたいなところでさ、カリフォルニアは変わってなくて、自分だけ勝手に大人になっちゃってるみたいな感じはある。すべてがすごいシンプルだから、カリフォルニアは。道路のつくりを見ればわかるじゃん。あの道を毎日走ってるんだからさ、それだけシンプルに考えられる場所でもあるし、オレもあそこに行くとすごいシンプルに考えられる。


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